この夏、工場を引越しました。必要性を感じての移転だったのですが、なんと開業以来3度目の引越。
同業のかたからも「引越多すぎ」と言われていますし。
いささかその労力の多さがゆえに『タイヘンだった感』を満喫しております・・はい。
いろいろなかたに助けていただいて、ようやく営業の再開となりましたが。これまでと使い勝手違う工場や自分自身がもっている事務所のかたちと違っていて戸惑うことばかり・・・。
せっかく新しい拠点なのだからとなんでもかんでも新しく買いそろえて、なんて・・。
ぜいたくに希望だけを考えると、設備のやり変えたり新たに備品を買い足したりと。
思うことはたくさん出てくるわけなのですけど。
とかく物入りでお金のかかることばかり予算を先に考えないと破産しそう・・。
戸惑いながら今はしばらく辛抱する時期なのかなって感じです。
思い返すと開業からというものは、生産性さえある程度保てれば、
やっぱりぜいたくなんかする必要はないだろうし。
まして誰かに良いカッコをして見せる必要などなにもない、
そう言い聞かせてこれまでやってきました。
いつまでたってもこじんまりの会社ではあるけれど、そんな我慢も必要だったかなと思っています。
私どもは工場、事務所を言ったかたちですが、拠点を設けて商売をするというスタンスはパン屋のみなさんとかわりはないですよね。
パン屋さんを開こうとするかたに、物知り顔で一言言わせてもらえるなら、なんでもかんでもはじめからすべてが整ってなくても良いんじゃないかな。
今でなくても良い、そのうち業績が良くなったらいつでも設備なんか更新できる。
完璧を望む気持ちもわからないでもないですが、辛抱したという経験も悪くないんじゃあないでしょうか。
実績が残ったあとならその時に手持ちが無くても、融資を持ちかけてくれる金融機関もあるでしょうからね。